乙武さんの不倫取材と探偵業

2016年3月31日号の週刊新潮で伝えられた「乙武クン」5人と不倫の記事。
多くの読者が驚き、落胆したことでしょう。乙武洋匡さんは、今まで清廉なイメージで、自身が1998年に出版したベストセラー「五体不満足」でも分かるように、その障害をまったく苦と感じない明るい性格とお見受けしていました。

その妻子ある乙武さんが、不倫、しかも5人もの女性と関係を持っていたという事実。記事の詳細は、週刊新潮(2016年3月31日号)をお読みになって頂きたいのですが、普段の彼の印象との違いに、目を疑ったのは私だけではないはずです。

週刊新潮2016年3月31日号「乙武クン5人との不倫」

週刊新潮の紙面「乙武クン5人との不倫」 2016年3月31日号

不倫を突き止めた週刊誌記者は探偵顔負け

週刊新潮の記事によれば、昨年2015年のクリスマスの夜に、乙武さんと不倫相手の女性は羽田空港にいたそうです。そこから不倫海外旅行に出かけたそうですが、当然、その二人の様子を付かず離れず、悟られることなく取材した記者がいました。

事前に海外出張に出かけるスケジュールを聞きつけ、何日も前から尾行取材が始まったことでしょう。そして、とうとう目にする事ができた二人の姿。記者の方にとってはこの上ないクリスマスプレゼントであったに違いありません。

まさに、探偵顔負けの執念の取材に驚きます。記者の方もクリスマスを楽しみたかったでしょう。もしかしたらご家族がいてホームパティ―の予定があったかも知れません。目の前にはクリスマス休暇を海外で過ごそうとする取材対象者。現認した喜びと切なさがこみ上げたことは、容易に想像できます。

不倫探偵は24時間365日休みなく

探偵業でも取材記者と同様に、24時間365日の対応をしています。対象者がいつなん時、不倫の行動に出るか知る由もありません。急に家族の予定を変更した、ソワソワし理由も告げず外出したなど、緊急の対応が迫られる時があります。特に年末年始やゴールデンウィーク、夏のお盆休みなど長期休暇の時期などは、イレギュラーな行動が顕著にみられます。

確実に不貞の事実を捉えるためには、関係者による詳細な情報が大切です。詳細な情報なくしては、探偵業は成り立たないといっても過言ではありません。不倫調査に関しては、奥様からの情報が最も重要で、気にも留めない何気ない仕草や言葉遣いから、その不貞のタイミングを見つけることができます。

そんな子細な情報も基にしても、何度も肩すかしに合うことが多い探偵調査です。その失敗から改めて情報を精査して、確実な調査をおこなっているのです。今回の週刊誌の記者が、どこまで確実な情報を得ていたのかは分かりませんが、クリスマスの日に何も収穫がなかったら、泣きたくても涙も出なかったことでしょう。

雑誌記者と探偵調査員

週刊誌の取材記者と探偵調査員は、よく似た仕事であります。不倫の事実を捉えることが目的ならば、対象者の周辺情報や性格、仕事のリズムやクセなども調べ上げ、対象者に近づきます。尾行や張り込みなど長期間にわたることもあり、決して派手な仕事ではなく、地味で暗い時間を費やす仕事です。その結果、事実を捉えた時の喜びは格別なものがあります。

カメラマンイメージ(週刊誌記者と探偵調査員)

カメラマンイメージ(週刊誌記者と探偵調査員)

よく似た職業である取材記者と探偵調査員ですが、決定的に違うポイントがあります。それは依頼者です。週刊誌の取材の依頼者は誰でしょうか。記者の上司であるデスクさん?それとも本屋さん?違います。その週刊誌を購入する読者こそが依頼者であります。
一方、探偵調査の依頼者は明確です。パートナーの不倫や浮気に悩む方が、依頼者となります。

雑誌取材記者にとっての喜びは、雑誌の売り上げが伸びる大スクープの記事で、依頼者である読者が満足してくれることです。一方、探偵調査員にとっての喜びは、不倫の事実をつかみ調査結果を依頼者にご報告すること。事実を目の当たりにして、涙を流す方、怒りに震える方など様々ですが、悩み事に一区切りつける大切な証拠を手に入れることになります。

依頼者が前向きになり、将来に向け一歩を踏み出すことは、探偵調査員にとって何よりの喜びです。

乙武さんの不倫記事に探偵調査員が奮起

探偵調査員の多くも、週刊新潮「乙武さんの不倫」記事を読んだことでしょう。記事を読めば、どれだけ苦労されてつかんだ大スクープなのか調査員なら分かるはずです。気付かれないように対象者周辺から情報収集し、事実の輪郭を求めていきます。講演会場やテレビ局周辺では目立ちませんが、プライベートの時間や場所では取材者は目立ち警戒もされます。

粘り強い取材を通してつかんだのが、今回の大スクープなのだと思います。
特に芸能人や著名人は、不倫記事のわずか1本で、その名声も地に落ちてしまうこともあります。内容が虚偽であることは許されないので、裏どり取材も綿密に行われたことでしょう。もし虚偽の記事であるならば、名誉棄損で裁判に訴えられることも多々あります。探偵調査でも同様です。不倫の証拠をもって離婚を告げた時に、裁判になることも少なくありません。裁判になればその不倫の証拠が、適法な調査方法で得られたのかどうかが重要になります。せっかく得られた証拠が、違法な調査だとなれば依頼者にとって不利益になります。

記事からみられる血のにじむ取材活動。我が身のことのように考えた探偵調査員も少なくありません。

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